PL7デイズ。

西ドイツの精霊さん系(または小悪魔系)ドリブラー、ピエール・リトバルスキーについて無秩序に書き散らかす「備忘録」。

末っ子ルシアン君。

明日5月8日は「末っ子」ルシアン・リトバルスキーさん(21)のお誕生日。
(多分ミドルネームもあるんだろうな...日本語だったりするのかね)
身長182cmとドイツでは至って平均的な体格だが、御父上と同じ攻撃的MF若しくはウインガーとして活躍されていて、ほぼ両利きの器用な選手という内容の記事を読んだことが。なお、父ピエールさん目線では、こんな選手らしい。↓↓(確かもう2年くらい前のコメント。)

「息子は8番、10番、それから右ウイングもやれるんだ。それに同年代の頃のぼくよりも両足が使えてる。そこはちょっと羨ましいくらいさ。ルシアンは当時のぼくと同じ動きをしていることがある。庭でカメラを回していた頃は気付かなかったんだけどね」

21歳といえば、伝説の名伯楽ヴァイスヴァイラー監督(御父上の恩師)が「リミット」として挙げていた年齢でもあります。
「真の才能の持ち主なら17歳から21歳までの間に必ず頭角をあらわすもの」
1978年に育成年代の指導について語った内容だが、自らの才能に疑念を抱くタイプの子に自信を持ってもらうには指導者自らが揺るがぬ自信を持って使ってやることが大切、という話をしていたのも思い出す。その頃監督が育てていた多くの若手選手の中に悪魔的なテクニックと創造性を持った優しい物静かなタイプの子(当時18歳)がいたけれど、ただただボールを手放さない曲芸師宛らの彼を信じて励ましてくれた監督の「自信」の先に「世界最強の両ウイング」(右に赤ずきんちゃん、左にクラムちゃん「名前の話②」参照)を誇る西ドイツ代表があったのだと思うと非常に感慨深いものが...。

今のルシアンさんが彼の才能に合った指導者に出会っていますように。
(↓こんな記事も見つけた。)
www.footballchannel.jp

フットボールとは関係ないけれど、”Lucien”っていう名前は、もしかしてリティさんのおばあちゃんから貰ってたりする? 西スラブに多い名前で「ルチアさん」だったと記憶している。語源は「光」。カッコいい。